Analog Discoveryを買ってみた

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このところシンセサイザーの話ばかり書いていますが、おかげで「(デジタルでない)電子回路」に30年ぶりくらいに興味がわいてきました。
アナログの電子回路については私はまったくの素人なのですが、やはり波形が見えたほうが学習しやすいだろう・・・というわけで、オシロスコープが欲しくなってきます。
先日作ったポケットオシロも意外と便利なのですが、波形が見えるともう少し詳しく調べたいという欲も出てきます。
巷で人気のRIGOL DS1054Zを調べたり、オークションの古いアナログオシロスコープも見たりしましたが、結局「Analog Discovery」(2じゃない方)を入手しました。
他に、BNCコネクタ拡張ボードプローブも入手しました。

Analog Discoveryは高速なFPGAにADコンバータ、DAコンバータを組み合わせた、PCにUSB接続するモジュールです。
WaveForms 2015」というソフトウェアと組み合わせることで、オシロスコープ、ロジックアナライザ、アナログ信号発生器、デジタル信号パターン生成器になります。
内蔵メモリや信号線の本数で制約はありますが、これらの機能は同時に使用することができます。
また、オシロスコープとしての帯域は5MHzとなっていますが、これは減衰が0.5dbという条件の場合で、この帯域だとほぼ正確な波形が観測できることになります。
オシロスコープの一般的な性能指標である3dbの減衰なら20MHzくらいいけるようです。

早速、内蔵のウエーブジェネレータで矩形波を発生させ、プローブを校正しました。
入手したプローブの説明書にあるとおり、1KHzの信号を10x側で観測してトリマコンデンサで矩形波になるように調整します。
WaveForms 2015もよく出来ていて、安定していますし十分高速です。
こういうものを手にすると、いろいろ測定してみたくなってしまいます。

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