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logue SDKで作るαJunoエミュレータのリリースと、エイリアスノイズの話

昨年作り始めて最近また少し手を入れてきていた、logue SDKによるRoland αJunoのエミュレーションですが、ようやくある程度の完成度になったので、Gumroadでリリースしました。 最後の段階では、高音階でのエイリアスノイズの解...
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logue SDK用のCombフィルタの実験

前回の記事の中で、フィードバック付きディレイは「コム(櫛型)フィルタ」にもなるという話を書きました。簡単に言うと、遅延時間が非常に短くて、可聴域周波数の波長の領域に入るようなディレイは、波長と遅延時間が一致するような周波数成分を強める働きが...
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logue SDKでリバーブを作ってみる

これまでlogue SDKでオシレーター、モジュレーター、ディレイなどを作ってきましたが、今回はリバーブを作ってみました。 リバーブはディレイとSDKの API はほとんど変わらないのですが、作るのはリバーブの方が格段に難しいです。ディレイ...
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KORG Prologue用のパッチをminilogue xd用に変換する

ちょっと必用に迫られて、標記のツールを作ってみました。 Pythonのスクリプトですからどのくらい需要があるか分かりませんが、一応こちらで公開しています。 これは最近Prologue用に作成した音色をそっくりそのままminilogue xd...
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音色パラメータから見たKORG Prologueとminilogue xdの違い

最近購入したKORG Prologueですが、以前から持っているminilogue xdと比べると、結構いろいろと違いがあります。 一般的には、 minilogue xdはPrologueと大体同じ音源で、同時発音4音(Prologueは8...
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logue SDKによるαJuno DCOのエミュレータの続き

Prologueを入手したので、なんとか時間を作って、以前logue SDKで開発したαJuno DCOのエミュレーションをするオシレータを久しぶりにいじっています。 このオシレータはCPUの処理能力ぎりぎりで動かしており、Prologue...
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logue SDKから見たKorg prologueとminilogue xdの違い

このところ毎日12時間労働くらいになっていて、土日は休息に充てています。そんななか、Prologue-8を中古で入手してしまいましたので、音出しをして癒されています。 中古だけどPrologue買いました~ @korg_inc 私はlogu...
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STM32F030版Blue PillでKORG NTS-1のカスタムコントロールパネルを作る

前回、NTS-1のカスタムコントロールパネル用のライブラリをSTM32F030版Blue Pillで動作させられることを確認しましたので、実際にNTS-1に接続して動作を確認してみました。 結果から書くと、問題なく動作しました。 Blue ...
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ESP32を使ったNTS1カスタムコントロールパネル

ESP32にカスタムコントロールパネルSDKを移植した人がいたのでメモしておきます。 開発プラットフォームは、ハードウェアはSparkfun Thing plus、ソフトウェアはPlatformioのようです。 SDKのnts1_iface...
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続・NTS1カスタムコントロールパネルのプログラミング

前回に引き続き、カスタムコントロールパネルのAPIを使うサンプルを紹介していきます。 前回はメッセージハンドラのプログラミングと、OSCの個数の取得、各OSCの名称などの情報取得を行いましたが、今回はShapeパラメータの送信、OSCのエデ...
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NTS1カスタムコントロールパネルのプログラミング

前回の続きです。 NTS1カスタムコントロールパネルには、サンプルが2つだけ用意されています。 1つは初期化とidle処理だけのメインループ(前回の記事参照)のBlank_Templateで、もう一つがシーケンサーを実装したSequence...
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NTS1カスタムコントロールパネルSDKの内部構造

Nucleo-F030R8を使ってKorg NTS-1のカスタムコントロールパネルをで作ってみる実験を行った際、Korgが提供しているカスタムコントロールパネルSDKの内部を一通り見たので、その内容を簡単にまとめておきたいと思います。 まず...
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NucleoボードをNTS-1のカスタムコントロールパネルにする実験(完結)

前回からの続きです。NucleoボードをNTS-1のカスタムコントロールパネルとして動作させることに成功しました。前回は中間まとめでしたが、結果的に前回がハードウェア編、今回がソフトウェア編という感じになりました。 前回の最後のところで ど...
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NucleoボードをNTS-1のカスタムコントロールパネルにする実験

今回の話はまだ中途なのですが、手こずりそうなので中間まとめとして書いておきます。 以前もちょっと触れましたが、NTS-1は音源エンジンとコントロールパネル(音源エンジンを制御するボード)の2つのCPUボードから構成されており、コントロールパ...
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logue SDKのエフェクタのサンプリングレートの話

logue SDKで以前からぼんやり疑問に思っていたことが、「オシレータのサンプリングレートは48KHzだけど、エフェクタも同じなのか?」ということです。ちなみにNTS-1の場合、DACはAKM4384で192kHz 24-Bitまで対応し...