Raspberry Piオーバークロックの効果

物は試しですので、Raspberry Piのオーバークロックを体験してみました。

raspi-configを起動し、updateを選ぶとraspi-configがアップデートされてオーバークロックのメニューが出ます。
ノーマルの700MHzから、Turboモードの1GHzまで選択が可能です。

せっかくですので1GHz行ってみました。

長時間使えたわけではないのですが、確かにkrdcでリモートデスクトップを使ったり、PCSXのエミュレーションをしたりすると、高速になっているのを実感します。
もともと実用ぎりぎりレベルだったkrdcは、「まあ我慢すれば意外と使えそう」というレベルに到達。
PCSXはFrame Skipを1にすれば、フルスピードではないけれどもそれなりに遊べる感じになりました。

というようにご利益は確かにありますが、リスクもまたあります。

このオーバークロック状態で、sudo apt-get upgradeしていたら、なんと/bootの下に書き込んでいる最中にハングアップしてしまい、起動しなくなってしまいました。

修復をかけるのも面倒そうなので、9月18日リリース版のイメージをダウンロードし、新しいSDカードにクリーンインストールしましたが…追加のパッケージのインストール作業はやりなおしになります。

SDカードが飛んだのがオーバークロックのせいとは限りませんが、まあ注意するに越したことはないようです。
Debianパッケージの追加インストールくらいで済めばよいですが、オリジナルのコンテンツの場合はSDカードに置きっぱなしは危険です。
こまめにUSBメモリにバックアップするとか、いっそ/homeはファイルサーバ上に置いてNFSでマウントするほうが良いかもしれませんね。

raspbianの新版(2012-09-18版)はオーバークロックが可能に

raspbianの新しい版が公開されました。既にダウンロードページに掲載されています。

Introducing turbo mode: up to 50% more performance for free | Raspberry Pi

変更点として、raspi-configでオーバークロックの選択が可能になったそうです。

Comparing the new image with 1GHz turbo enabled, against the previous image at 700MHz, nbench reports 52% faster on integer, 64% faster on floating point and 55% faster on memory.

「新しいディスクイメージと1GHzターボの組み合わせを、以前のイメージと700MHzの組み合わせと比較すると、nbechで整数演算が52%高速化、浮動小数点演算が64%高速化、メモリアクセスが55%高速化している」だそうです。

700MHzから1GHzだと、確かに概ね5割増にはなりますね。
発熱がひどくなるのは間違いないですし、万一壊れたとき代品を入手するのに時間がかかりそうなのが心配ですが、画面から簡単に変更ができるのは便利ではあります。

そのほか、新イメージでは

・CPU温度、CPU周波数表示のガジェット
・USB割り込み周期の改善により、10%高速化
・WiFi設定GUIツールを標準搭載
・アナログ音声出力の音質改善
・SmartSimとPenguinsPuzzleをプリインストール

が変更点だそうです。
SmartSimは回路シミュレータのようです。

Raspberry PiのGPU等のデモ

DSC_5489.jpg

raspbianに入っている、Raspberry Piのハードウェアをデモンストレーションするためのサンプルソフトを動かしてみました。
場所は

/opt/vc/src/hello_pi

で、動画再生やグラフィックス等のデモが入っています。
本家のQuick start guideにも載っているのですが、今まで動かしたことがありませんでした。
さすがに専用に作っただけあって、Raspberry Piのハードウェアの能力を判りやすく示してくれます。

なお、「hello_triangle2」だけは1920×1200では動作せず、1280×800にしてみたら動作しました。
このデモはマウスの動きに合わせてマンデルブロ集合の絵を表示させるもので、なかなか面白いです。

というわけで、私のようにまだこれらのデモを動かしたことがない方は、一度動かしてみることをお勧めします。