光iフレームのCPU周りはどんなスペックなのだろう、と素朴な疑問が浮かび、調べてみました。
2ちゃんねる情報によると、光iフレーム(WDPF-701ME)は、韓国のMOIMSTONE社製だそうです。
ゼロから開発したわけではないでしょうから、姉妹機みたいなものがあるのではないかと思われます。
MOIMSTONE社のホームページに行ってみると、NTTのニュースリリースの紹介がありました。
NTT East To Provide Local Content To iFrame Tablet
MOIMSTONE社自身もAT730というAndroidタブレットを出していますが、Android2.2ベースなので光iフレームよりも1世代新しい感じです。
さらに調べていくと、その一つ前のモデル、AT725の資料がありました。
このAT725のスペックはAndroid 2.1ベースで、7インチLCD、2GB Flash、と光iフレームによく似ています。
また、この資料では、CPUについて
Processor : BCM11211+BCM11181
と記載されていました。
BCM11211はBroadcom社のCPU、BCM11181はCPUと組で使うメディアプロセッサのようです。
そこで、次はBCM11211について検索してみます。
すると、こんな記事が見つかりました。
[CES2011]「独自に拡張したAndroidで顧客製品を差異化する」,Broadcomがタブレット端末向けの新型アプリケーション・プロセサをデモ:ITpro
この記事で、
第1世代のアプリケーション・プロセサである「Persona」ファミリの「BCM11211」は,NTT東日本のAndroid搭載タブレット端末「光iフレーム」などが採用している。BCM11211は667MHz動作のCPUと300MHz動作のコプロセサからなるのに対し,BCM11311はそれぞれのコアが1GHzで動作するデュアル・コアを内蔵しているという。
と書かれています。
というわけで、光iフレームのCPUはBCM11211で確定ですね。
さらに調べていると、海外でこんな記事もありました。
Broadcom’s Persona Tablet becomes a product, in Japan | Ubergizmo
このリンク先の写真を見ると、もう光iフレームそっくりです。ビンゴ!という感じですね。
BCM11211の資料はあまり詳しいものが見つかりませんでしたが、Broadcom社自身のページはこちらです。
Broadcom.com – タブレット アプリケーション プロセッサ
CPUコアはデュアルコアのCortex A9ということです。クロックは、光iフレームでは667MHzのようです。
と、ここまで調べて、昨日、
adb bugreport
で取得したログがあったことを思い出して、中を見てみました。
これはバグを調べるためのかなり長いログファイルなのですが、
RAM: 24792 KB
CPU: bcm11xx
Linux Kenel: 2.6.29 (tomcat6@moimstone-server) (gcc version 4.3.2 (Wind River Linux Sourcery G++ 4.3-85) )
といった情報が見つかりました。
あと、このログを見てちょっと気になったのは、Linuxを起動している途中で
bcm11xx_wait_sesdone: no ack
というメッセージが20回あまり続いていたことですね。
どうも起動が遅いと思っていたのですが、もしかしてハードウェア故障?
あるいは、カーネルのコンフィグが間違っている?
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