logue-SDK

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Mutable InstrumentsのBraidsをDrumlogueで動かす

Braidsは、フランスのMutableInstruments社がかつて販売していたユーロラックモジュールのデジタルシンセサイザです。今回、これをlogueSDKを使ってdrumlogueに移植してみました。名前は「Lillian」です。M...
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dockerを使わないlogue SDKのビルド環境

この週末は、歴史が動いた広島G7サミットのニュースを見ながら、個人的には通常運転で今日もdrumlogueをいじっていました。これを一昨日から作っているわけですが、途中でdrumlogueのdocker経由のビルドが面倒になって、ローカル環...
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シンセサイザ/信号処理ライブラリMaximilianをlogue SDK v2から使う

この記事では、drumlogueのユニットをMaximilianというライブラリを使って開発する方法を解説します。logueSDKv2でシンセユニットを作るには、オシレータだけでなく、エンベロープやフィルタも含めて作る必要があります。しかし...
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drumlogue用のシンセユニット「minitone」を公開

logueSDK2を使って作成したdrumlogue用のシンセサイザをリリースしました。無料ですが、今回はGumroadにページを作成しています。いつもは無料のものはGitHubのリポジトリのリリースページに置くだけなのですが、今回は一体ど...
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Logue SDK 2.0 のAPI:新たなパラメータ表示方法の詳細解説

logueSDK2.0では、ユーザユニットで利用できるパラメータの個数が従来の6個から24個に増え、表示方法を様々にコントロールできるようになりました。これはプラグインのユーザインタフェースがの大幅な改善ですが、いろいろ機能が増えているので...
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logue SDK 2.0を使ってみた(3)シンセサイザを作ってみる

前回のディレイに続いて、logueSDK2.0を使ったシンセサイザのユーザユニットも作成してみます。シンセサイザはlogueSDK2.0で大きく変わったところです。というのは、シンセサイザの構成というのはざっくり下図のようになっているのです...
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logue SDK 2.0を使ってみた(2)ディレイを作ってみる

前回の続きです。logueSDK2.0の勉強のために、とりあえず簡単なディレイを作ってみました。以前、VeryShortという超短時間のディレイを作りましたが、その移植版です。logueSDK2.0で一番簡単そうなのは、入力信号をちょっとい...
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logue SDK 2.0を使ってみた(1)

これまで、logueSDKを使った開発の記事をいくつか書いてきましたが、この度、drumlogueを購入しましたので、drumlogue用の新しいSDK「loguesdk2.0」を使ってみました。従来のlogueSDK(1.0系列)との違い...
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BLIT(Band Limited Impulse Train)による鋸波の生成(3)

前回、BLITを使って鋸波をうまく生成できることが確認できましたので、今度はlogueSDKで実装してみます。今回のコードおよびバイナリは以下のリポジトリに置いてあります。実装にあたって、追加で考慮が必要な点が2つあります。(1)\(Sin...
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BLIT(Band Limited Impulse Train)による鋸波の生成(1)

前回はエイリアスノイズの出ない鋸波を、ウエーブテーブルを使って生成しました。この方法の欠点は、沢山のウエーブテーブルが必要になる点です。PCのソフトシンセでは問題になりませんが、logueSDKではデータとコード合わせて32KBしか使えませ...
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改めて、ウエーブテーブルシンセサイザを作る(5)

今回は、前回までの内容を使って鋸波のオシレータを作ってみます。なおコードは以下で公開しています。前回書いたように、logueSDKでは鋸波のウエーブテーブルが提供されていますが、テーブル数は7つと少なめです。実際にlogueSDKのウエーブ...
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改めて、ウエーブテーブルシンセサイザを作る(4)

一般的に、ウエーブテーブルシンセサイザでは1つの音色に対して複数のウエーブテーブルを用意し、切り替えながら用いることが多いです。音色には様々な倍音成分が含まれますが、DA変換のサンプリング周波数を超えた倍音成分はエイリアスノイズの原因になる...
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改めて、ウエーブテーブルシンセサイザを作る(3)

前回作成したウエーブテーブルシンセサイザは、起動時にウエーブテーブルを計算で生成していました。しかし一般的には、ウエーブテーブルは事前に生成して定数としてコードに埋め込むのが普通でしょう。例えばPythonなどを使ってウエーブテーブルを生成...
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改めて、ウエーブテーブルシンセサイザを作る(2)

logueSDKにはサイン波のウエーブテーブルが用意されており、そのテーブルのサイズは128サンプルです。これは半波長分なので、1波長あたりでは256サンプルとなります。今回はこのウエーブテーブルを、オリジナルのウエーブテーブルに置き換えて...
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改めて、ウエーブテーブルシンセサイザを作る(1)

久しぶりにlogueSDKでのプログラミングの話題です。今回はウエーブテーブルシンセシスを扱います。ウエーブテーブル方式のシンセシスは、1波長分のサンプリングデータを納めた「ウエーブテーブル」を繰り返し読み出すことで音を生成する方式です。1...