logue SDKから見たKorg prologueとminilogue xdの違い

このところ毎日12時間労働くらいになっていて、土日は休息に充てています。そんななか、Prologue-8を中古で入手してしまいましたので、音出しをして癒されています。


(上記のマニュアルの間違いは2021/8/26に修正されていました)

これまでNTS-1とminilogue-xdを使ってlogue-SDKでの開発をしてきましたが、prologueが加わったのでこれまで作ったものをprologue用にビルドしてみました。

結果、何の問題もなく普通に動作しました。prologueとminilogue-xdのデジタル・マルチ・エンジンは同一のものと思ってよさそうです。SDKのコンパイルオプションも同一ですし。
ちなみにNTS-1はこれらとは違います。Makefileを見ると、prologueとminilogue-xdではSTM32F401xCが使われていますが、NTS-1はSTM32F446xEが使われていて、1つのCPUでオシレータもエフェクトも全てこなしています(コントロールパネルだけは別CPU)。

ただ、prologueとminilogue-xdでは、OLEDの波形表示が上下逆になるんですね。これはアナログVCOの鋸波の表示です。


どちらが好ましいかというと、まあminilogue-xdのほうが鋸波が鋸波っぽく見える気はします。

ところが、logue-SDKで出力した波形がこのOLEDでどう見えるかというと、minilogue-xdでは、波形の+方向がOLEDでは下方向になります。prologueでは+方向が上方向になります。なので、両者で表示を同じにしたければ、オシレータの実装時にminilogue-xdでは波形の符合を逆にしてやる必要があります。

なお私の入手したprologueはファームウェアが1.01、シリアル番号も3桁だったので、初期のものと思われます。ですので、今は違う実装になっている可能性も無くはないです。

といった些細な違いもありますが、まあやっぱり8音ポリはいいですね。minilogue xdの4音ポリは、やっぱりちょっと少なくて、せめて6音あったらなという気がします。

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