私は開発を主にノートパソコンで行っています。今まで使っていたノートパソコンは10年近く前に購入したものだったのですが、だいぶガタが来たので、買い替えをしました。
Linux環境は、VMPlayerをwindows上で動かしていました。新しいパソコンへのVMの移行は、VMのファイルをコピーすれば済むと思っていましたが、意外にもこれが結構苦労しました。
VMのディスクイメージは、私の場合は一つのファイルにしていました。これが約65ギガバイトでした。
大きなサイズではありますが、今時の基準から考えればとんでもなく大きいとも言えません。
しかし、これを外付けのSSDにコピーしようとしたところ、やたらに時間がかかります。
USBは3.0で、速度に問題はありません。それなのに、1~2MB/sの速度しか出ないのです。
遅いだけでなく、結局途中でエラーが起こってコピーは失敗してしまいました。
外付けSSDが問題なのかもしれないと思い、PCの内蔵SSDの中でファイルコピーを試みました。
しかし、やはり遅いのです。このディスクイメージファイル(.vmdk)以外のファイルでは特にスピードが遅くなりません。
結論を先に書くと、最終的にコピーは無事完了しましたが、スピードが遅くなる原因はわかっていません。
タスクマネージャーでパフォーマンスを見るとディスクの負荷が100%となっており、CPUの問題ではありません。
コピーが進むにつれて。速度が少し上がったりもして、最終的にコピーは完了しました。
こうしてできた複製のファイルを、再度外付けSSDにコピーしてみると、今度は速度に問題はなく、簡単にコピーが終わりました。
非常に不可解ですが、元のvmdkファイルがSSD上で非常に読み取りスピードが上がりにくい形でフラグメントを起こしていた、ということなのかもしれません。たかがフラグメントでそこまでスピードが落ちるものなのか、納得はいきませんが。
ちなみにこの辺を見ると。同じような現象に遭遇した人がたまにいるようです。
なお、新しいパソコンでコピーしたVMを開こうとすると、最初に「これは異動したものか、コピーしたものか」と問われますが、「コピーしたもの」を選べば問題なく立ち上がりました。
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