2021年の振り返りと2022年の抱負

あけましておめでとうございます。
2021年は、あっという間に過ぎていきました。

1月は突如発表されたRaspberry Pi Picoに入れ込み、それから3か月ほどPicoで遊ぶことにかかりきりとなりました。よく考えられたチップですしSDKも素晴らしいと思います。

一方で、4月から仕事が重くなってきて、それは7月、10月と四半期を追うごとにさらに増していきました。
そのため、コードを書くことも含め、モノづくりにじっくり取り組むことが難しくなりました。

KORG Prologueを購入し、logue SDKでの開発をかろうじて再開しましたが、これも実はそれほど時間をかけられているわけではありません。
1年以上前に作ったαJuno DCOのエミュレーションはようやくリリースしましたが、マニュアルを作成したりする時間が取れずに、予定よりだいぶ遅れてしまいました。

英語の発音の学習とDuolingoでの中国語学習は何とか続けています。しかし、Netflixを見る時間は無くなってしまいました。ワクチン接種以後、在宅勤務ではなく出勤する頻度も少し増えてきて、その通勤時間を英語学習に充てています。

2022年は、というよりこれからは、ですが、少し働き方を見直した方がいいのかなという気もしています。
私は技術分野の管理職を15年以上続けてきました。しかし、技術は好きですが、管理職がそれほど好きなわけではないのですね。

まだまだ日本は専門職の評価が低く、管理職の方が待遇が良いという現実があります。このブログに書いているような技術ネタをやれる人よりも、経営層の言葉を現場向けに翻訳したり、技術者の言葉を経営層向けに翻訳したり、技術動向や自らの開発能力を計算に入れて経営上の判断をしたり、という仕事のほうが重宝されます。

これは、そういうこと(=技術がわかり、かつ経営のこともわかる)ができる人が意外とレア(これは管理職を育成する立場として、とても実感しています)なので仕方ないのですが、私は同じ待遇なら技術者をやるほうが好きですね。多分、若いころは皆そう思っていたと思いますが、私はもう若くないけどやっぱりそう思います。

今は、管理職としての待遇をうけつつ、このブログで無料で技術者をやっているわけですが、時間のバランスとしてはもう少し技術に関わる時間を増やしたいと思っています。かといって収入を減らして良いとも思っていません。いかに管理職としてのお仕事を圧縮・効率化するか、それが2022年の課題です。

そして中期的には、定年が来れば管理職としてのお仕事は強制的に収入が減らされてしまうので、もしかしたら技術者をやっている場合と収入が逆転するかもしれないのですね。そういったことも考えると、技術で現場復帰できるだけの技量は維持していかないといけないなあと思います。そのためにも時間は必要ですね。

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