QQEnglish R.E.M.S.とカランメソッドの違い

相変わらずオンライン英会話QQEnglishの受講は続けていて、来週中には200回受講に到達しそうです。
このスクールでは、生徒は好きなコースを選んで受講することができますが、英会話の体系的なトレーニングとしては主に2つのメソッド、「R.E.M.S.(レムス)」と「カランメソッド」の講座があります。

この2つの違いですが、サイトの説明を見ても、どちらも「繰り返し」を主体にしているようで、正直違いがあまりよくわからないんですね。
ですが今日、先生と話をしていて「なるほど~」と思ったのでその話を書いておきます。
ちなみに私はR.E.M.S.を受講しており、カランメソッドはレベルチェックを一度受けただけです。

2つのメソッドをすごく乱暴に要約すると以下のようになります。

カランメソッド:講師が同じ英文を2回言うので、それを1回オウム返しすることで進みます。
R.E.M.S.:講師が英文と言い換えの指示をするので、言い換えを素早く行う練習をします。

R.E.M.S.の言い換えというのは、例えば次のようなものです。

講師: They have visited England. Transform: where.
生徒: Where have they visited?

文法的には中学レベルで簡単そうですが、始めた当初は難しかったです。
意外と、耳から入ってきた英文をそのまま覚えられないんですね。
上の例は4単語なのでまだ短いですが、
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くらいになってくると一度で覚えられるかどうか、という感じです。

私は、最初に講座を選ぶときに両方のレベルテスト(兼、体験レッスン)を受けて、R.E.M.S.のほうが楽そう(笑)だったのでこちらを選びました。あとカランメソッドは教科書が高いというのもありました。

今日、先生と話した時にカランとR.E.M.S.の話になったのですが、彼女は

初心者にはカランが良いと思う。R.E.M.S.は英語が話せる人向き。R.E.M.S.は指示を理解できる必要がある。カランは単純に講師のリピートをすればよい。

と言っていました。これは、言われてみればなるほどそうだなと思います。

上記のように、繰り返しだけでも短い英文をその場で記憶するというハードルがあります。
R.E.M.S.はさらに指示を理解する必要があります。
この指示は中学で文法を習った人には理解できると思いますが、そうではない小学生には難しいですよね。カランのように繰り返すだけで済むのは文法を知らない人には向いています。

R.E.M.S.でも文法の説明は一応あるし、言い換えの練習に入る前に、例文をリピートする練習もあるのですが、それほどがっつりやるわけではなく、中学で習った知識を呼び起こす感じです。そもそも英語を理解できないなら説明を理解するのも難しいでしょうし。

というわけで、

カランメソッド:完全初心者の人向き
R.E.M.S.:中学レベルの文法は解っている人向き

ということでした。ちなみに文法は中学レベルが分かっていれば、第二言語の学習者としてはほぼ十分だと思います。

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