RIGOLのオシロスコープDHO800


RIGOLのオシロスコープといえばDS1054Zが有名ですが、その後継となりそうな新製品、DHO804を購入しました。
完全に人柱的な感じですが、物欲に抗しきれず・・・というところです。
ちなみにこれまでは主にDSO nano(DSO203)というポケットオシロを使っていました。

RIGOLはここ最近、製品群を新しい世代に入れ替えつつあります。
その特徴はADCが12bitであること、ソフトウェアがAndroidベースであることのようです。
以下はイチケンさんの動画で、今回購入したものよりもずっと上位のシリーズ、DHO4000シリーズの紹介動画(提供:RIGOL)です。

この世代交代の流れがにローエンドまで降りてきたのが、今回購入したDHO800シリーズというわけです。
このシリーズが発売されるらしいという話は数か月前から出ており、先行販売も始まっていたのですが、ついに9/1に全世界で一斉に一般向けにも発売されたようです。
EEVblogにも動画が上がっていました。

WEBSITE EXCLUSIVE! Rigol DHO800 Oscilloscope Unboxing - EEVblog
The Rigol DHO800 might very well be a revolution in the entry level oscilloscope market. 12bit, touc

スクリーンサイズはDS1000シリーズと同じ7インチですが、解像度は800×480から1024×600にアップ。
かつ奥行きが半分くらいに小さくなり、非常に軽量コンパクトです。
個人的にはこの、スクリーンサイズを維持したままのコンパクトさが一番の魅力です。

電源はUSB-PD給電ですが、付属のACアダプタは65WのLenovo製、ACケーブルは中国用のものでした。日本仕様のものは来月にならないと入ってこないそうです。
私はたまたまThinkPadを持っていて、そのACアダプタ(同じく65W)につないでみたところ問題なく動作しました。
また、手持ちの45WのACアダプタも試しに使ってみましたが、こちらでも動作しました。
給電用のUSBケーブルは、一方がL字型になっているものがおすすめです。ちなみに私が使っているのはこのケーブルです。

電源アダプタですが、以下のフォーラムの書き込みを見ていると、先行販売時点で付属していたACアダプタに問題(USB-PDの電圧調整能力が無いため、他のUSB-PD機器に接続すると機器を壊す可能性が高い)があったため、急遽差し替えられたようです。
Lenovo製アダプタが付属するのは初期の出荷品だけになるかもしれませんね。

Rigol's New DHO800 Oscilloscope unbox & teardown - Page 1
Rigol's New DHO800 Oscilloscope unbox & teardown - Page 1

あと、LAN端子とHDMI端子があり、NW経由でブラウザから画面を見たり、画面を外部モニタに直接出力することが可能です。
HDMIで出力しても、解像度自体はLCDと同じですが、複数人で見たり画面キャプチャしたい場合には便利そうです。
以下は実際にHDMIからキャプチャしてみた映像です。

おそらく今後数年~10年くらい、RIGOLのオシロはハードウェア的にはこのプラットフォームに固定して、ソフトウェアをアップデートしていくのだろうという気がします。
DS1000シリーズ同様に息の長い製品となることを期待したいです。

おまけ:
スクリーンは7インチなので、NINTENDO Switch用のアンチグレアのフィルムを貼りました。
旧Switch(OLEDでなくLCD)用のフィルムは投げ売りされているので、割とお勧めです(500円でお釣りが来ました)。

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