Sipeed MAixでちょっと興味を引かれたこともあり、以前から「そのうち」と思っていたTensofFlowとKerasに入門してみることにしました。
最近は、むしろPyTorchのほうがホットらしいですが、TensorFlow Liteもゆくゆくは使ってみたいのでとりあえずTensorFlowを勉強してみます。
本屋で何冊か入門書を物色して、この「現場で使える!TensorFlow開発入門」を買ってきました。A5版で持ち運びやすいのと、内容が読みやすく、私の既に持っている知識との相性も丁度良かったからです。
本書は2部構成で、7割くらいを占める第一部全体がTensorFlow/Kerasのチュートリアルのような形になっています。Pythonや多層ニューラルネットワーク自体の説明が必要なければ、非常に分かりやすい内容だと思います。
実際、この第一部はほぼ1日で読み終えてしまいました。
第二部は応用編で、「こんなこともできます」という事例集のようになっています。第一部の内容はCPUで動かせますが、第二部はGPUがないと苦しい内容です。
電子書籍版もありますが、図版やコードが多いとスマホで見るのは難儀なので、紙版を買ってしまいました。電子書籍版も大して安くないですしね。
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なお、本書で用いられているTensorFlowは1.5.0となっていますが、このバージョンは現時点では配布されなくなっているようです。(現在の最新は2.0.0)
また、1.15.0以降ではGPU版とCPU版が統合されていますが、そのためか以下の記事のように、Nvidia CUDAをインストールしないと使用できない場合があるようです。
バージョン1.14.0はCPU版とGPU版が分かれていますので、私はそちらを利用しました。
pip install tensorflow==1.14
また、numpyについては最新版ではWarningが出るようですので、1.16.4を使用しました。
pip install numpy==1.16.4
tensorflow + numpy compatibility? · Issue #31249 · tensorflow/tensorflow
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