プチコン3号を買ってみた

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このブログを1年あまりも放置してしまいました。
enchantMOONを買ってはみたものの、いまひとつ楽しめず、この1年はもっぱら音楽(DTM)にはまっていました。
あと、いまさらながらArduinoを買ってみて一通り動かしてみたりもしていたのですが、昔PICやAVRで電子工作をしていたので、それほどの新味は感じず、これまたお蔵入りになっています。
もっとも、Arduinoの開発環境はよく出来ているのは確かだし、Processingとの連携も面白いので、作りたいものとマッチすれば非常に便利そうです。

で、今度はニンテンドー3DS用のソフト「プチコン3号」が面白そうなので買ってみました。
そもそも3DSも持っていませんでしたので、3DSも買いました。
といっても3DS(旧型)は9,800円で買えましたし、プチコン3号がダウンロード販売で1,000円ですので、enchantMOONよりもだいぶ小さい出費です。

そんなわけで、これを機会にこのブログを再開しようと思います。

さてプチコン3号ですが、これは何かというと3DS上で動くプログラミング環境です。
言語は「BASIC」ですが、命令は3DSの機能を活かせるようにいろいろ拡張されているようです。
そして、現代風に一応エディタなどと統合したいわゆる統合開発環境(IDE)になっています。
キーボードが外付けできるともっと良かったんですが、まあハードの制約上仕方がないですね。

このプチコンシリーズ、ニンテンドーDS時代から続くシリーズで、今回で3代目なので「3号」という名前になっているようです。
興味深いのは、3号ではBASICはインタープリタではなくコンパイラになっているという点で、以前に比べて格段に実行速度が上がっているそうです。

がんばればかなり本格的なゲームの作成も可能で、「初代プレイステーションで出ていた2次元ゲーム並みのものは作れるはず」(スマイルブームの小林貴樹社長)とのこと。
初代プレステ並みのゲームをBASICで作れる『プチコン3号』 【東京ゲームショウ 2014】 日経トレンディネット

あと、まだ全部目を通していないのですが、熱心な解説記事がこちら。

「日刊!プチコン3号」最新記事一覧 – ITmedia Keywords

もっとも、プチコン3号を私が買おうと思ったのは、昔からゲームを作られているABA GAMESさんの日記がきっかけです。

1000円を握りしめてニンテンドーeショップに駆け込み、プチコン3号を買って、以下のプログラムを打ち込もう。

@1:LOCATE RND(48),RND(30),RND(500)-250:PRINT “バカ”:GOTO @1
文字列の表示位置を指定するLOCATEの引数が3つあることに注目。3つ目の引数のZ座標で奥行きを設定することができ、このプログラムで3DSの上画面に飛び出す「バカ」が表示できる。

立体視を手軽に試すことができるという点では、プチコン3号はかなりイケている環境である。コンソール上のテキストだけでなく、スプライトやBGなどもZ座標を設定することで画面から飛び出した位置や奥まった位置に配置できる。ムダに立体なゲームが作りたくなる。

作ったゲームはサーバ上にアップロード、公開することができ、公開キーを打ち込むことでダウンロードできる。作ったゲームを配るのも簡単だ。
最新ゲーム機の裸眼立体視をマイコン時代のBASICで堪能できるプチコン3号 2014-12-01 – ABAの日誌

非常に簡潔かつポイントを押さえたご紹介ですね。

私はまだ、いじり始めたばかりで操作もよくわからない感じではあるのですが、まあ少しずつ紹介していければと思います。

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