先日、psRAMが使えないと書いたM5Stack FIREですが、twitterを見ていると使えている人もいるようです。
この方はファームウェアを入れ替えられています。
私も試してみたところ、無事psRAMが使えるようになりました。
M5Stack FIREのPSRAM問題、無改造で普通にM5CloudファームウェアのPSRAM対応版入れたら動きましたけどね。自分は https://t.co/pqZ2dfTCXj でしか入れたことありませんが。 #m5stack pic.twitter.com/ZnVgbp5qbZ
— HALASUN (@halasun) 2018年8月6日
bottom stack(というのかな?バッテリーが入っている部分)を着けた状態でも動作し、ツイッターで流れていた以下のような処置も特に必要ありませんでした。
U can try to add this 240r between to the god, it will good for the psram. pic.twitter.com/iBEJMDjPYU
— M5Stack (@M5Stack) 2018年8月7日
psRAM領域への書き込みも成功しました。
>>> import machine >>> hex(machine.mem32[0x3f800000]) '0x3ffae7d0' >>> machine.mem32[0x3f800000] = 0xa5c33c5a >>> hex(machine.mem32[0x3f800000]) '-0x5a3cc3a6' >>>
試したファームウェアは以下のリポジトリにある「m5cloud-psram-20180516-v0.4.0.bin」です。
m5stack/M5Cloud: Micropython Web IDE beta version
FIREに元から入っているファームウェア(MicroPython ESP32_LoBo_v3.2.20 – 2018-06-28)よりちょっと古いバージョン(MicroPython ESP32_LoBo_v3.2.16 – 2018-05-15)ですが、リポジトリではこれが最新です。一応クラウドで入力したコードを実行することもできます。
(ただ、実行ボタンを押すごとにFIREがリブートしてWiFi接続も最初から行うので、かなり使い勝手は劣ります。)
というわけで現時点の私の解釈は
・現行のFIREに工場出荷でインストールされているファームウェアはpsRAMが無効になっているらしい
・そのため、psRAMを使うには、psRAMを有効にしたファームウェアをインストールすることが必要だった
ということです。
ただ、新しいファームウェアはM5Stackをリブートせずにクラウドからコードを実行できていたので、できれば新しいファームウェアのpsRAMイネーブル版を提供して欲しいところです。
コメント