ベアメタルRaspberry Pi版MicroPythonにREPLを追加してみました

rpi-mp-repl.png

先日書いた、ベアメタルRaspberry Piで動作するMicroPythonですが、このままだと対話的に使用することができないので、REPLを使えるように改造してみました。
改造にあたっては、以前紹介したunicorn用MicroPythonを参考にしました。
コードは以下で公開しています。

boochow/micropython-raspberrypi

ちょっと試してみたい方向けにバイナリを以下に置いておきます。(zipを解凍して下さい。)
Raspberry Pi ZeroとZero Wで動作を確認しています。CPUが異なるのでPi2やPi3では動作しないと思います。

firmware.zip

config.txtに以下のように書いて

kernel=firmware.img

上記のfirmware.imgと、bootcode.binとstart.elfと一緒にmicroSDカードのルートフォルダに入れれば動作します。
bootcode.binとstart.elfはこちらからダウンロードできます。

画面表示もUSB入力もサポートしていませんので、PCとUARTで接続する(GPIO 8番ピンと10番ピンを、それぞれUSB-UARTアダプタのRXとTXに、GPIO 6番ピンをGNDに接続する)必要があります。
電源ONから2~3秒程度で立ち上がるはずです。

まだモジュールも追加していませんし、算術演算も整数だけという状態なので、REPLを動かす以外ほとんど何もできません。
あとは暇をみつけて機能追加していこうかと思います。

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