Raspberry Pi PicoのVGA demo baseの機能を紹介してきましたが、今回はこれらの機能を使って作ったデモを紹介します。
1つ目は例によってブロック崩しです。これはPimoroniのDisplay Packに移植済みですが、それをscanvideo libraryを使って書き直しました。
@Raspberry_Pi Pico breakout now runs on @pimoroni Pico VGA demo base! pic.twitter.com/OIOJpgwGXB
— boochowp (@boochowp) March 17, 2021
Display Packの解像度は135×240ピクセルで、それをほぼそのまま320×240ピクセルのQVGA画面に埋め込んだ形になっています。マルチプレーンを使って、ブロックとラケットとボールを別レイヤに表示させているため、表示部分のコードは割とシンプルになったと思います。
ボタン入力は以前解説したVGA demo base上のタクトスイッチを使っています。
そのほか、Display Pack版ではブロックを消したりボールをラケットで打ったときにLEDを光らせていましたが、VGA Demo base版では効果音を付けました。これについては別途解説したいと思います。
コードはこちらに置いてあります。
2つ目は、同じくDisplay Packで動作させていた疑似3Dのデモです。こちらはDisplay Packの解像度からQVGA解像度に変更しています。
@Raspberry_Pi Pico SNES mode7 demo with scanvideo library (QVGA resolution, overclocked.) VGA demo base from @pimoroni pic.twitter.com/xzfiEUrNNW
— boochowp (@boochowp) March 18, 2021
ピクセル数にして2.4倍弱になっていますが、ちょっと処理速度が間に合わなくなってきたので、Picoを200MHzにオーバークロックしています。また、地形のデータもフラッシュからSRAMへ移しています。浮動小数点演算を固定小数点数に変えてみたりもしましたが、オーバークロックをなくすには至りませんでした。
これのコードはこちらに置いてあります。
VGA demo baseですが、現時点では国内で販売しているところは無いようです。ようやくDisplay Packが出回り始めたところのようですね。
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VGA demo baseはSDカードもI2S DACも付いてお買い得だと思うので、発売されたら是非買ってみてください。
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