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NU:TEKT NTS-1でのノイズの出ないOSCの作りかた

NTS-1にMIDIケーブルがつながるようになったので、先日テスト用に作ったOSCを鳴らしてみると、高音部でエイリアシングが気になります。 DA/AD変換でサンプリング周波数f/2よりも高い周波数f0の信号を変換すると、その信号はf/2より...
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Korg NTS-1用MIDIケーブルの製作

MIDIのコネクタは長らくDIN5ピンが使われてきましたが、最近新たにステレオミニプラグを使うMIDIケーブルが標準化されました。実際には、少し以前からメーカー独自規格として使われつつありましたが、それが正式に標準になったものです。 上の記...
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NTS-1のコントロールパネルと音源ボード間の信号を覗いてみた

NTS-1のコントロールパネルと音源ボード間の通信はSPIらしいので、MicroPythonでも音源ボードを制御できるのでは?と思い、コントロールパネルと音源ボードの通信をロジアナで調べてみました。 SPIの信号は下図のCK_PNLがクロッ...
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logue SDKを使ったNTS-1用カスタムOSC作成テスト

前回はlogue SDKを使ったOSCのビルドと転送を試してみましたが、今回はこのSDKの基本的な使い方を見てみます。 SDKには、OSCのサンプルとしてbipolar, maxsize, sin, squareという4つのOSCが含まれて...
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プログラムが開発できるシンセサイザー KORG Nu:Tekt NTS-1

ちょっと前に発売されたコルグのシンセサイザー「NTS-1」を買ってみました。 これ説明が難しいのですが、「シンセサイザーの開発用ボードに簡易的なコントローラを組み合わせたもの」とでも言えばいいのでしょうか。音声入力端子もあるので、デジタルエ...
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Sequential Circuits TOMの内部

1985年発売のSCI製リズムマシン「TOM」、前回電源を作成して音が出るようになりましたが、スネアのボタンがチャタリングっぽくなっていたので、そちらも修繕しました。 こちらがボタンのキャップを外したところです。 筐体は単なる穴の開いた鉄板...
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Sequential Circuits TOMの電源修理

このところあまり余裕がなく、大分ブログの更新の間が空いてしまいました。 先日オークションでSequential社の TOMと言うドラムマシンを入手しました。 SequentialといえばProphet-5などのアナログシンセサイザーが有名で...
Raspberry Pi

Raspberry Piを使ったシンセ「minisynth」を動かしてみた

「circle」というRaspberry Piのベアメタルプログラミング用ライブラリがあります。 rsta2/circle: A C++ bare metal environment for Raspberry Pi with USB この...
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αJuno-2から取り外した30年前の電解コンデンサの劣化具合を調べてみた

先日、電解コンデンサを交換したαJuno-2の音が「良くなった気がする」と書きましたが、逆に言うと交換前の音は悪かったのでしょうか。 電解コンデンサは経年劣化します。寿命は温度に依存しますが、10年かそこら、とも聞きます。 劣化具合は、容量...
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続・αJuno-2の電解コンデンサを交換

先日行ったαJunoの電解コンデンサ交換ですが、音を聴いているうちに低音のパワーが増したような気がしてきました! おそらく心理的な要因だと思いますが、オーディオのマジックですね・・・ しかしモチベーションは湧いたので、追加で前回書いたように...
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αJuno-2の電解コンデンサを交換

先日IR3R05を取り替えて復活させたαJuno-2ですが、電源の電解コンデンサが心配だったので交換しました。 3つある大容量の電解コンデンサの1つが、ケースが割れて液漏れしているように見えました。 漏れ出た液は、すでに乾燥してキャラメルみ...
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αJunoのVCF/VCAチップを交換

実験用にと思って入手してあったαJuno-2のジャンク2台を使って、VCF/VCAチップのIR3R05を交換して正常品を1台製作しました。 2台とも、調べてみると6つの音源のうち1つだけがおかしいことが判りました。 1台目は、1つの音源だけ...
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αJunoのVCF/VCA(3)

IR3R05には、波形を観測できるポイントがC1~C4およびLOADの計5つあります。 ・C1:一段目のフィルタのBPF出力 ・C2:一段目のフィルタのLPF出力 ・C3:二段目のフィルタのBPF出力 ・C4:二段目のフィルタのLPF出力 ...
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αJunoのVCF/VCA(2)

前回はVCF・VCAを内蔵したカスタムチップIR3R05の紹介をしましたが、今回はIR3R05の周辺回路を見てみます。 といっても、必要な回路がほぼワンチップになっているので、あとは制御信号と音声の入出力ができれば終わりです。 αJunoは...
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αJunoのVCF/VCA(1)

αJunoでは、VCFとVCAは「IR3R05」という1つのカスタムチップに集約されています。 roland_filter_versionsによると、このチップはαJunoのほか、JX-8P、JX-10およびMKS-80の一部のバージョンで...